バイオ株には特徴がある。株式投資は一辺倒では通用しないリアル。

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更新日:2020年5月24日

バイオ株には特徴がある。

株式投資は一辺倒では通用しないリアル。

執筆者:バイオ投資家ぷっちょ

 

皆さん、こんにちわ。バイオ投資家ぷっちょです。
私の専門、実は「バイオテクノロジー」や「ライフサイエンス」でして、大学院ではラボ(研究室)に籠ってシャーレに細胞を飼って実験をしていました。
懐かしい(笑)。

 

その後はビジネス業界に転身したのですが、やはり私の軸はサイエンスなので、特にバイオ株への株式投資で不労所得構築をシェアするのも、ワクワクしています。

 

こちらの記事をご覧いただいているあなたは、バイオ株に興味を持っていると思います。
一つだけ断言できるのは、バイオ株投資で利益を得るには、相当の『投資しない忍耐』が、必要になります。
投資するのに投資しない?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、バイオ株の具体的な特徴にお伝えしたいと思います。

 

とはいえ、バイオ銘柄で一番重要な要素は、企業が持っているテクノロジー(技術)であり、サイエンスです。
この本質部分を理解せずに、雰囲気で飛びつくと、直ぐに資産が50%位まで落ちてしまいます。

 

一瞬です、あれよあれよという間に下がります。
ですので、別の記事でもお伝えしてゆきますが、こちらのサイトでは科学的な側面での示唆も、皆さんにお伝えできればと思っています

 

✓ バイオベンチャーの中でも創薬ベンチャーに注目している

バイオ株に注目しています。

 

昨今、更にグローバル化が加速してきました。
モノだけでなく情報や価値観、文化など、有形無形関わらず、国境を越えて輸出入されるようになりました。

 

いきなり少しわき見にそれてしまいますが、チーズとか加工肉や家電製品、大きなモノでいうと車両やプラントなどのモノは経済的な対価と共に輸出入をされているが、無形に対しては評価が難しい、ね。

 

日本も純日本人がどんどん少なくなる中、島国の何専念という歴史の中で、雑多と精錬を繰り返し、研ぎ澄ましてきた無形資産が、関税という網が整備されないうちに簡単に潜り抜け、海外に流出していっているようにも思う。少し寂しい気持ちもするな。

 

という、こちらの記事とは関係ないことから始まり、「バイオベンチャー」のお話に移りましょう(笑)。

皆さん、バイオベンチャーに投資していますか?投資、してくださいね(笑)。投資をしましょう。

なぜこういった話をしているか、というと、単純に市場が盛り上がってほしいからですね。

 

これは目先の観点だとしても、市場が盛り上がると、今上市しているバイオベンチャーも増資がしやすいですし、今後IPOを目指すベンチャーにも、投資家(ベンチャーキャピタルなど)が求め得るcash on cashという観点からも日本が好転する環境を、あなたが創造できるからです。

 

なぜ、あなたがバイオベンチャーが、経済的に潤うことを、あなたが創造しないといけないか、というと、結果的に、あなたに帰ってくる、からです。

今、バイオテクノロジーやライフサイエンスといった、広義の生物学を基に、他分野・領域においてイノベーティブな技術が台頭しています。

 

2000年前半にヒトゲノムが解読されて以降、人間とは?という問いに100%答えると思いきや、実はそうではなかった。
DNAを読み解いても、RNAレベルの機能が分からず、その先のタンパク質レベルの機能もまだ大半は未解明。

 

さらに、それらDNA、RNA、タンパク質の相互作用の全体像を理解し、もっと言うと、それらを包括する細胞間のコミュニケーション(会話)、また臓器間のインタラクション(通信)の全貌が分からないと、人間の全てを知ることが出来ない
という、『まだまだ分からない事が分かった』、のです。

 

ですので、バイオテクノロジーは、とってもアーリーステージの領域なのです。

その分、今後の膨大な伸びしろがあり、今世界中でこぞって技術の研究開発がなされています。

 

市場の盛り上がりに加えて、やっぱり人間社会では人間たるものの理解が不可欠です。
なぜ、思考や感情を持ち、記憶が出来、、、という高等生物たる所以を理解して初めて、人間社会の目指すべき方向性や、そこに向かうための行動学が成り立ったりする。

 

要は、社会で起こっていることを理解するためには、一人ひとりの人間の身体の中がどうなっているのかを知る必要がある。
テクノロジーの盛り上がりと共に、人間社会をよりメッシュ細かく、よりミクロな視点で捉えようとする世の中が来ていることも、バイオテクノロジーやライフサイエンスという領域が脚光を浴びている一因だと思う。

 

その中でも、なぜバイオ株なのか。

これは、圧倒的な個人の想いが反映されています(笑)。それは、『人々の命を救いたい』と思っているからで、そのきっかけは、中学生の頃に見たウイルスと戦う研究者というテレビ番組だったと記憶しています。当時アフリカ大陸で猛威を振るうエボラ出血熱(だったと記憶、、、)を、ラボ(研究室)で特効薬を作製しているサイエンティストを見て、「こうやって人の命を救えるんだぁ」と幼ながらにも感銘を受けました。
そこから、大学院へ進学しましたが、研究という1本の軸だけの人生に、少々退屈感を抱いてしまい(ご研究を専門とされている方、ごめんなさい。というより、私の価値観ではそう捉えた、だけのお話です。。)、ビジネスの世界にドラスティックに転換しました。

 

という私の経緯はさておき、『DNA、RNA、タンパク質などといったミクロなレベルで人間を理解し』た上で、『人々の命を救い』、さらに『人類の進化に貢献したい』というのが、私が考えている将来の漠然としたイメージです。

その中においては、ヒトの理解や問題解明、ソリューション提供、さらにはその知見がさらなる発展・進化に繋がる、という点で、創薬ベンチャーに注目しています。

 

まだ、一般的には分かりずらい領域なので、なかなか投資が進まない、という現状もあるかと思いますが、そういった環境を徐々に良い方向に導けれれば、と思っています。

 

✓ 私の失敗談 ~2,000万円近くを燃やした経験~

こちら、痛ましタイトルですね、我ながら(笑)。

 

実は、数年前、というか10年前くらいに株式投資を始めて、7-8年経ったくらいの時点で、max総額2,000万円くらいの大損・損失を出しました

 

誰からも株式を教わらず、現金を使っている感覚もないバーチャルな感じも後押しして、次々と溜めたお金を投じては、目減りする毎日を暮らしていました。
今では仮に大損・損失をしても冷静に見ていられるのですが、当時は気が気ではなかったですね、当たり前ですが。

 

一番大損・損失を出した銘柄は、カイオム・バイオサイエンスでした。

当時、あさはかな知識を基に、また私の専門がバイオであることを過信して多額のお金を投じてしまいました。
慢心だったのが、全くダメでしたね(笑)。勿論、会社を見る目も鍛えられました。

 

テクノロジーや会社を構成する人材、会社戦略などです。また、市場環境などその会社以外の要因の重要性も改めて認識しました。
さらに、会社とは関係ないところでの環境要因にも目を配る癖が、ありがたいことに付きました。

 

おそらく株式投資をされる皆さんの多くが、結構山勘的な発想で、銘柄を買っている方が多いのだと思います。

それもそのはず、ほとんどの人が株式投資で敗北を喫している現実があるからです。

 

一方で、世の中を見渡すと、株式投資での常勝軍団がいる、という事実もあるのです。
米国オマハの偉人、ウォーレン・バフェットを始め、有名な方はいらっしゃいますし、日本でも株式投資で億資産、なんてよく耳にします。

 

何が言いたいか、というと、株式投資は、イチかバチかの賭けではなく、誰にでも通じる勝ち方がある、ということです。

語弊を恐れずにお伝えすると、どちらかと言えば出来レースに近いです。

 

という感覚になれたのも、私が2,000万円近くの大損・損失を出してもなお、勝つまで投資を続けてきたからだと思います。

 

私は「人生には負けはない」と思っていて、「勝つまでに、止めてしまう」という行為を選択するから、負けるのだと思っています。

これは、下がり続ける株価が上がるまで持ち続けろ!とお伝えしているのではなく、株式投資という大きな括りの中で、負けない投資術を身に付け、常勝になるまで自分の中で知見を溜めていってほしい、という事を言っています。

 

【2,000万円を溶かし得た記事】

分類:株式投資

/失敗体験

◆株式投資で、私が2,000万円の損失を出した現実

◆株式投資で失敗する人の気持ちを代弁【失敗する人の傾向と思考】
◆株式投資で失敗しない、負けないスタンスを身に付ける など

 

✓ 株式投資で2,000万円を溶かして、立ち直れた理由

上でもお伝えしましたが、私の株式投資の大損・損失体験は、max2,000万円の損失です。

 

この状況の中で、なぜ投資をやめずに続けて、常勝軍団の仲間入りをしたのか、というと、絶対的な答えとして「将来必ず、勝てる」という自信がどこかにあって、しかもその「将来必ず、勝つ」と決断していたこと、でした。

 

で、なぜ「株式投資で勝てる」と自信を持ち、また勝てると決断できた、背景を考えてみると、下の3つの要素があると理解出来ました。

 

①常勝軍団がいる事実

お伝えの通りですが、米国オマハの偉人、ウォーレン・バフェットなど、株式投資で常に利回り20-30%をたたき出している方がいます。株式投資が運の要素が強ければ、10年に1階くらいは損失を出しても良いはずです。ですが、優れた投資家は、コンスタントに収益をたたき出しているのです。その投資スタイルが確立する以前は、損失も出していたのかもしれませんが、常勝には”何かがある”ことには間違いないと思ったからです。

 

②その常勝軍団が、当時の私とは全く異なる投資思想を持っていた、という事実

私が投資を始めた時は、ほぼ何も参考にせず持っていたお金を投じた、という行為でした。そこから、損失を重ねるたびに、本や雑誌、また成功している投資家のお話を聞くなど、成功者の思想や思考を盗むようにしていました。今ではSNSなどで簡単に、しかもリアルタイムに情報が入ってきますので、便利ですね^^。そうすると、私の考えとは全く異なることを語っていらっしゃるのです。別の記事でも詳しく書きますが、例えばこういった具合です。
・個別銘柄に投資をしたら、株価を見るのは2週間に1回くらい
・下がったら、まずはリサーチをする。投資した時の自分の判断が正しかったのかどうかを
・投資で儲けたらビーチへ行く。そうすると、市場を冷静に見れる など
どれも、極端に言うと私がやっていたことと真逆のことをおっしゃっていました。そうすると、少なくとも私のこれまでの投資のやり方が全く違ってた、という事実を知ることになりました。

 

③投資市場を10年見続けた、知見

私は途中からバイオ株に絞った投資をしていたので、動きが、掴めてきました。というお話です。
日本市場に上場しているバイオ株は数十程度あるのですが、どのテクノロジーが研究開発・臨床試験に耐えられそうなのか、どのタイミングで投資をすべきか、などです。
良いテクノロジーを持ったベンチャーも、外部環境ですぐにどん底まで落とされます。ですので、どちらかと言うと「買い損ない」をした方が良くって、「ぎりぎり買えた!」という感覚ではほぼほぼ失敗することも、理解しました。銘柄を選定する力、買うタイミングを見極める力、利益を確定させてビーチへ行く力(笑)などが、身に就きました。

 

【バイオ株で重要な待つスキルの身に付け方記事】

分類:株式投資

/株価下がる喜び

◆あなたの投資思考を”垣間見る”

◆思考の180度転換で、あなたの投資成績が改善する
◆例えば、創薬・バイオベンチャーは、大きく値を下げるものの など

 

✓ バイオ株投資の5つの教訓

ここで、具体的にバイオ株ベンチャー投資の5つの教訓をまとめておきたいと思います。

 

どれもこちらでは端的に書きます。ので、具体的内容は別の記事にお任せしたいと思います。

 

では、ゆきますね。

・時価総額と、臨床ステージは比例する。「データ」が全て
・臨床ステージに応じた時価総額を、大きく下回った時が買いタイミング
・基本は、「待ち」の姿勢。ポジションを持たない時の方が多い
・誰も目をつけていない内に、仕込んでおく
・売却すると決めた地点に到達したら、利確してビーチへgo

 

短期間で資産を高めた後は、中長期への転換が必要になります。
企業の価値、その多くはテクノロジーに紐づいたデータを見て、将来性を判断する必要があります。

 

そして、選定した企業がまだ誰からも見向きされておらず、見向きされていてもバーゲンセールをしているタイミングが訪れると、ポジションをとることとしています。

 

ですので、基本的には「待ち」のスタンスです。利確後は、市場を見ないし、別のことに励みます。

 

ビーチへgoは、確かジムロジャースが言っていたと記憶していますが、確かにそうだ、と思いました。
私の経験上、利益が出ると、喜び冷静さを失ってしまい、猪突猛進しますからね、誰しもが。

 

✓ 【余談】サイエンスへの想い

これまで株式投資、中でもバイオ株への投資、という位置づけで、お話をしてきました。

 

ただ、そこでもお伝えした通り、やっぱり市場を動かすのも、最終的にこの記事を読んで下さっているあなたに還元されるのも、その企業が持つテクノロジーであり、サイエンスである、というのは揺るぎない事実だと思います。

だから、サイエンスに注目したいんですね、サイエンスが面白いんですね、サイエンスに懸けたいと思っているんですね。

 

話は別次元になりますが、現在、病気の治療薬、という観点からの開発がメインですが、将来的には、巷で言われているように”予防医薬”が台頭してきます。

既に、色んな検査薬で事前に病気を察知しよう、ということはされていると思いますが、それがよりリアルタイムで実現される世の中が来ます。

 

わざわざ定期診断に行かなくても、都度都度あなたの体内データをとって、管理する、という流れです。
携帯などのディバイスが使われていますが、今後はさらにディバイスが物理的に小さくなりチップ、さらにはカプセルとなります。
しかも外付けではなく内蔵型、という世界が広がるでしょう。

 

こういった、チップやカプセルなどの内蔵型ディバイスまで進むと、本当に地球上の人間から膨大なデータが取れてきます。

 

予防できる範囲では予防出来ることでしょう。
ただし、例えば先天的な疾患や、データが取れて理解はできるが防げない病気も一定数残ると思っています。

 

立ち返って私が目指す世界は、『人々の命を救う』であり、「”死”とのお別れ」であり「”死”の選択です」。

私が目指す、というと少々語弊がありますが、こういった世界を妄想すると、少し笑顔が出てくる、といった程度でしょうか(笑)

 

今、癌や心筋関連の疾患により、亡くなられる方が多いと思います。
大切な家族や友達とのお別れは辛いものです。この辛さが、残された者に問いかけ、生きる意味を教えてくれる、などといった別の考え方もありますが、出来れば最愛なる人とはずっと一緒にいたいものです。

 

”死”がなくなると、また別の感覚が生まれそうですが、でも心が通う人とのお別れは、やっぱり辛いです。

要は、自分がコントロールできないところでの外的要因で、”死”を選択する良さも理解しつつも、意識的により”死”を選択できる社会になれば、いいなぁと思っている今日この頃です。

 

ちなみに、スティーブ・ジョブズは「”死”は人類最大の発明である」と述べていました。

 

確かにそうだと思います。生死を繰り返して人類は進化してきました。
高度な能力も身に付けてきました。これまでの様々な病気にも打ち勝つ遺伝子を獲得してきたのも、また事実です。ですので、”死”の選択ができる時代では、一方で人類の発明を、別のアプローチでどう継承するか、というまた別の問題も出てくるとは思います。

 

ですが、何であれ、『心が通い、温かなこのなんともいえない感覚』はずっとずっと持っていたいものです。
大損・損失しても、前を向いて、既に大損・損失から立ち直っている自分をイメージして、日々の有難きことに感謝してゆきましょう^^

 

【バイオ株含めた投資で損しないために読む記事】

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① 儲かった後のうだうだトレード

② 鉄板の高掴み
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④ ゆくえを見守る親心が正解 など

 

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バイオ投資家ぷっちょ/吉日

 






 

 
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