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【オンコリスバイオファーマ】

2019年の株価分析と将来展望【株式投資】

執筆者:バイオ投資家ぷっちょ

 

 

 

///こちらの記事は2018年末(2019年初頭?)に書いたものです。既に時代遅れの記事になっていることご了承お願いします^^///

 

皆さん、こんにちわ。バイオ投資家ぷっちょです。
さっそくですが、2019年株式投資の中で、バイオ専門かつ投資歴10年の私が最も注目している個別銘柄は【オンコリスバイオファーマ(オンコリス)】です。

 

2018年末より上昇気流にのって、2019年1月末現在では、時価総額が150億円を超えてきました。昨年一時期から比べると、株価は2-3倍に上がっていますが、それでも私が2019年にオンコリスバイオファーマ(オンコリス)を注目する理由をシェアしたいと思います。

 

あくまで一(いち)弱小個人家の戯言なので、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株式を保有し続ける、オンコリスバイオファーマの株式を新に買う、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株式を売り切る、といった行動は、最終的にはあなたご自身のご判断に沿って、実行頂ければと思います。

 

バイオベンチャーへの株式投資や、マザーズ株式投資、さらには日本市場への投資手法としてもご参考頂けるかと思います。
ので、あなたの投資指針にゆらぎが出た時には、こちらの記事に立ち戻って頂き、復習用にもお使い頂ければと思います。

 

こちらの記事は、こういった方々にオススメです。

・2019年の株式投資の中で、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)に注目している、という方
・オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の今後について、他の人の意見も聞いてみたい、という方
・株式投資、中でもマザーズ投資に関して、投資方法を参考にしたい、という方

 

こういった、株式投資やバイオベンチャー投資で、これまで泥沼にはまっている方にも参考になるかもです。こういった経験と、こちらの記事の方法論をミックスさせることで、これまでとの違った、あなた独自の株式投資手法を考案する一助と頂ければと思います。

・飛び跳ねた時に高掴みをして、そのまま塩漬け
・バイオベンチャー投資を中長期でしているが、上げ下げばっかしで、一向に利益が膨らんでゆかない
・せっかく厳選した銘柄が上がったのに、売るタイミングを間違え、値幅を取れず、悔しすぎる

 

では、さっそく記事を書き進めてゆきますね。

 

 

✓ オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価を振り返る

 

私は大学院でバイオテクノロジーを専攻し、その後は総合商社や外資系戦略コンサルティングファームなどを経験する傍ら、株式投資歴は10年を超えました。

 

その過程で失敗経験も含めて、市場から多くの事を教えてもらいました。その中で、近年は着々と利益を積み重ねる手法が身に付いてきたと思っています。

 

実際、2018年末から2019年のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)株価の上げにより、年始そうそう2019年1月4日には100万円超の含み益を得るに至りました。

 

といっても、データを見てもらった方が良いと思いますので、2019年1月4日の取引終了後の、画面キャプチャをシェアしておきますね。次の日には利益確定をして年初から1日にして100万円を得ました。次の投資の糧が増えました。

 

昔は、「まだまだ上がるかも」、「下がっても、また反発するだろう」と、何の根拠もなく放置する投資スタンスであったのですが、

今では、含み益が得られれば確実に利益確定をしてゆくスタンスに切り替えています。

 

これは、また別の記事でもお伝えしますが、日本のマーケットで投資をする限り、中長期保有をして劇的に資産を増やすことは、むずかしいと感じているからです。

 

例えばウォーレン・バフェットを夢見て、中長期視点で大きく上がる株価を、日本市場で探して投資しましたが、結局のところ、上げ下げをしつつも、全体的な力強い成長曲線に繋がるものは少ないです。

 

確かに2010年代は、日経平均が株価が20,000円台まで載せましたが、そこから大きく5万10万と、うなぎのぼりで市場全体が成長するか、といえば、ほぼほぼ確率はゼロに近いでしょう。

 

理由は明確で、ウォーレン・バフェットが投ずる米国は、人口が3億人超おり、過去から現在、また将来にかけて増加傾向にあることが一番の要因だと思います。
ですので、コカ・コーラなどの銘柄が人口増に応じた利益を上げられたのです。

 

日本は、人口は期待できない、となると別の軸で成長曲線を描き続けないといけません。
しかし個人消費が冷え込み、企業業績が伸びていると言えども、10年20年のスパンを考えると、右肩上がりの企業なんて、本当に稀です。ですので、日本市場での株式投資をするのであれば、明らかにウォーレン・バフェットとは投資戦略を異にしないといけない、と7-8年前に気づいたわけです。

 

少し話がそれましたが、こういった理由から、私は力強い個別銘柄のみの投資に大きく舵をきりました。日経平均などのインデックス投資しない、と宣言したのです。勿論、信託も一切やりません。これらは手数料が高いですし、大きく個人資産を増やすのには、向いていないと、私は判断しました。

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では、日本市場の銘柄で、資産を大きく伸ばすためには、個別銘柄のどの株式を購入するのがいいのか、という議論になります。

私は、「生命科学」、「バイオ」、「ライフサイエンス」、「メディカル」といった領域が好き、かつ専門ですのでバイオテクノロジー個別銘柄を中心に投資をしています。大学院では実際にピペットマンを持って研究室でタンパク質や細胞を扱っていましたのでサイエンスについても具体的なイメージがつきます。またサラリーマン(会社)時代にも製薬会社へのコンサルティングなども経験しており、さらには株式投資歴約10年あるので、バイオテクノロジーベンチャー企業の値動きもある程度把握できてきています。

 

あなたも、学生やサラリーマン(会社員)、また主婦の傍ら、株式投資をされるのであれば、より情報や知見を持った業界を選ばれると良いと思います。学生時代の専門性が活かせる領域、また勤めている会社と同じ業界、主婦の方であれば普段から使われているコスメなど、あなたが興味のもてる分野にフォーカスされると良いと思います。

 

ウォーレン・バフェットもITやデジタルといった会社は長らく敬遠していたと言われています。なぜなら、ウォーレン・バフェット自身がその業界の知見をあまり持ち合わせていないからです。確実に勝てる銘柄選びにおいて、多少なりとも彼の知識経験に不安が残るのでしょう。

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ここでは私の専門であるバイオベンチャーである、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)についてお話しますね。

 

オンコリスバイオファーマ(オンコリス)は、2014年マザーズに上場しているバイオベンチャーです。ウイルス学に基づいたテクノロジーを持っています。ウイルスと聞くと少し悪のイメージもありますが、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)は、ウイルスの、例えば”細胞選択性”や”増殖性”を上手く活用して、治療薬を開発しています。現在は、固形癌への適応がメインです。

 

では、いよいよオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価について見てゆきたいと思います。まずは過去の値動きを振り返ってみたいと思います。

 

こちらは、2014年の上場以来の株価動向を、週足で見たものです。下欄には出来高も付けております。

上場時には、高値の3,000円を付けました。そこから、バイオベンチャーで良くある急降下を遂げ、500円付近まで値が下がっています。
・その後も基本的には500-1,000円台を上下繰り返しながら、2016年半ばまで来ましたが、後半から一気に跳ね、一時は2,000円を超える局面がありました。この時にオンコリスバイオファーマ(オンコリス)株式を触っていた方は分かると思いますが、立て続けにIRが発表され、期待感から大きく買われた時です。
・その後もIRがあると噴くのですが、その後は静まり返り、また500円付近まで落ち着いていました。
・それが2018年後半から息を吹き返し、2019年年初には高値の1,500円を超える局面がありました。

 

では、この後どうなるの?

と気になるかと思いますが、少し、バイオベンチャー特有でもある動きなどについて、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)を題材に知見をシェアしたいと思います。下に、先ほどお見せした2014年上場来チャートをもう一度お見せしますね。次は、ポイントで①~④の矢印を付しました。

 

今、こちらの記事を、ここまでご覧いただいているという事は、理由はともあれ、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の個別銘柄に注目されている方だと思います。もしかすると、過去にオンコリスバイオファーマ(オンコリス)を買っていたがなかなか設けることができずにいる方かもしれません。最近の大きな上げでオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の存在を知り、今後の動向が気になる方かもしれません。

 

いずれの方でもウェルカムなのですが、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)を含む、バイオベンチャー投資には、いっぱいのワナがありますので、まずは上のチャートを見ながら、知って頂ければと思います。

 

先に、①~④の結論からお伝えすると、以下になります。

①:上場直後は大きく値が崩れる可能性が大なので、不用意に飛びつかない
②:上場直後に大きく下げた後は、基本的にはなだらかな下落傾向になる
③:途中の大きな上げは、偽(ニセ)上げなので、要注意
④:本格的な上げのポイントを見極めるのが、資産を大きく伸ばすコツ

 

では、順番に何を言っているのかを説明してゆきますね。

①:上場直後は大きく値が崩れる可能性が大なので、不用意に飛びつかない

 

①は皆さんもご経験があるのではないでしょうか、良い方(ほう)のご経験であればいいのですが、、(笑)。

 

バイオベンチャー、特に、創薬ベンチャーの場合、上場時は大きな時価総額を付けることが多いです。オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の例で言うと、現在の時価総額が150億円と少しくらいです。株価は上場高値の約半分なので、上場時点では300億円程度の時価総額をつけていました。

 

未上場のバイオベンチャーに詳しい方は分かると思いますが、今の創薬ベンチャーは、IPO時に時価総額200-300億円を目指した資本政策をしているケースがほとんどです。

 

ビジネスモデル次第ですが、アップケースではペプチドリームやサンバイオといった1,000億円レベルを目指した値付けもありますが、大抵は数百億円を目指す動きを、『上場前』から意識しています。

 

オンコリスバイオファーマ(オンコリス)のケースもドンピシャですよね(笑)。未上場の段階でIPO直前の2期前から、IPOに向けて証券会社とのやり取りを開始するのですが、その際にこういった上場時の時価総額を話あってゆきます。

 

現在の、マザーズに上場しているバイオベンチャーの時価総額を参考にしているので、数百億円程度を目指すことになります。

 

で、ここからがお伝えしたい事なのですが、現在のマザーズに上場しているバイオベンチャーの時価総額は、100億円前後でウロチョロしています。

 

オンコリスバイオファーマも、2018年の上がり始める前までは、100億円を切っていて、50-60億円の時期もありました。そして、いまだに多くのバイオベンチャーは、時価総額30-80億円程度で苦しんでいるケースが多いのです。

 

これが何を意味するのか、もうご存知ですよね(笑)。
未上場の時に、上場した後の夢物語を描いた上場直後の200-300億円は、たちまち現実の世界へと振り落とされる慣例行事が、行われるのです。

 

バイオベンチャーの中でも、創薬に特化した個別銘柄は、決まってそうなります。ビジネスモデルの違いや、その時のマザーズ状況次第でもあるので、必ず100%そうなる、とは断言できませんが、多くの場合が、急落という慣例行事を行いますので、ご注意ください、ね。

 

別の記事でも、バイオベンチャーの中でも特に創薬ベンチャーのだいたいの時価総額目安を記載していますので、ご参考頂ければと思います。

 

②:上場直後に大きく下げた後は、基本的にはなだらかな下落傾向になる

次に②です。バイオベンチャーを狙う個人投資家は、一発逆転!と、鼻息荒くフンフン、とやっている方が多いのではないでしょうか(笑)。

 

今マザーズ市場をけん引しているサンバイオや、一時のSOSEIのように、爆上げ銘柄が存在するのは確かなことです。ですので、その爆上げ気流に乗るのを夢見て、売買を繰り返す、というのは間違ってはいないと思います。

 

ただ、その鼻をへし折ることを、言いますが、、、(笑)、その妄想は、来る時の妄想に留めておいていただければと思います。

この意味、お分かりでしょうか?”来る時”です。”来る時”以外の”来てない時”に、IRによる噴上げを狙う場合、結構な確率で、あなたの資産を目減りさせてゆきますので、ご注意ください。こちらは③でもお伝えしますので、ここでは説明を省きますね。

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ここで、2枚の写真をお見せします。

左の一つ目の写真は、「横たわっている少年」が、あなた、のイメージです。
右の二枚目の写真は、「窪みから脱出しようと抗っている可愛いゾウ」が、あなた、のイメージです。

 

先の、オンコリスバイオファーマの過去のチャートに示した②のなだらかな下落基調の局面において、もし仮にあなたがオンコリスバイオファーマに投資していたとしたら、

・あなたは一つ目の写真にある「少年」でしたか?
・それとも、二枚目の写真にある「可愛いゾウ」でしたか?

過去にオンコリスバイオファーマ(オンコリス)に投資していない方でも、上のチャートやオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の事を考えると、どっちの投資スタンスだったろうか、少し想像をしてみてください。

 

結論からお伝えすると、一つ目の写真のように、あなたはベンチに横たわって、ぼけーっとオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価の推移を、ただ見ているだけ、の方が良かったのです。

 

勿論、②の間の大きな上げ下げで儲かった方もいるかと思いますが、まだまだ上がると勘違いして、そのまま保有し続け、含み益があっというまに塩漬け株式銘柄に変貌を遂げられた方も多いのではないでしょうか。

 

では、なぜ一つ目の写真のように、この②の期間のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)は傍観が良かったのか、というと、
特に創薬ベンチャーが劇的に値を上げるイベントは、ほぼほぼ決まっているからです。私見ですが、②の期間は、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)には、そのイベントは発生する可能性が極めて低かった、ということです。

 

理由は、以下の3点になります。

1)使えるテクノロジーの臨床開発ステージが、まだアーリーだったから
2)レイトステージの治療薬を開発しているベンチャー企業の買収をできる資金的余裕もなかったから
3)唯一進んでいたHIV治療薬は、大手製薬がHIV領域からの相次ぐ撤退により、導出が厳しいと考えられたから

 

上の1)~3)に共通しているのは、導出できる『レイトステージの治療薬』を、まだ持っていなかったから、です。これに尽きます。

 

他のバイオベンチャーで大きく時価総額を伸ばしている個別銘柄を見てみてください、ね。

創薬ベンチャーとして、治療薬の開発を進めている企業で、時価総額が数百億円以上である会社は、レイトステージの開発品を持っています。

レイトステージとは、フェーズIIあたりの臨床試験を意味しており、フェーズIIでの良好なデータを得たステージ、ということです。もっというと、臨床試験の患者数(n数)がある程度、大規模であり、その中で、既存治療薬と比較して、優位なデータを得ている、会社になります。

 

ですので、②の期間は、基本的には投資売買をする前から、”勝負は見えていた”、のです、極端な話。

 

勿論、途中のIRを期待して、底を思われるタイミングでオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株を買って、タイミングよくIRが出て利益を獲得するやり方も存在しますが、個人的には本格的な上げを待ってから入った方が、資産を無駄に減らしたり、寝かすリスクがなくなるので、いいと思います。

 

こういうむずかしい相場では、勝負しない、というのが、おりこうさんだと思います。

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③:途中の大きな上げは、偽(ニセ)上げなので、要注意

おぉぉぉ!、上がった上がった!、と突然のIRに気を良くして、その翌日に、大幅下落により、上げ幅を利益確定できず、つかの間の喜びと共に、オンコリスバイオファーマの塩漬けを経験した方も多いと思います。

 

基本的な考えは、②と同じなのですが、創薬ベンチャーのステージを見極めて、基本的なスタンスとしては、大相場がくるまで”待ち”というのが、正解だと思います。

 

マザーズのKING銘柄であるサンバイオも、昔は1,500円台でウロチョロしていた時期がありました。その後、3,000円までのび、2018年後半から2019年初頭にかけて一気に、10,000円を突破しました。

 

このきっかけとなったのもフェーズIIの大規模な臨床試験で、圧倒的な結果を得たからです。ぶっちゃけ、このデータを見て、株価が大きく上がりだしてからサンバイオの株式を買っても、利益は出せていたわけですよね(笑)。

 

なにも、大きな材料もなく、下落基調の相場で、雲をもすがる思いでIRを待つよりも、がっつりと待って、相場が来てからピットイン、の方がよっぽど資産を増やすことが出来ます。

 

ですので、③でお伝えしたかったことは、創薬ベンチャーは、基本的に疑ってみた方がよいです。勢いづいている理由を、しっかりと見定めてみてください。よくあるのが、「特許取得!」とか、「どこかの大学との共同研究開始!」とか、まったくアーリーすぎるIRに飛びつき、まんまとカモになるケースです。偽(ニセ)の上げには、冷静沈着に見て、本当の大相場が来たタイミングで、初めて株式を購入すれば良いのです。

 

④:本格的な上げのポイントを見極めるのが、資産を大きく伸ばすコツ

今のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)は、2018年後半の約500円から2-3倍の上げとなりました。2018年初頭も、盛り上がって1,000円を超える動きがありました。

 

ここまでお話すると、もうお分かりかと思いますが、今の2019年初頭のオンコリスバイオファーマの材料と、2018年初頭のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の材料では、大きく違うので、1,000円過ぎで反落するのか、1,500円をタッチして、現在は1,300円前後で押し目探しをしているのか、のチャート上での違いになっている訳です。

 

上では、創薬ベンチャーでは、フェーズIIでの大規模臨床試験での結果が大切、とお伝えしました。
このデータにより上場以来の下落基調からの、大相場になる一つの、でも大きなポイントであることは、先に述べた通りです。

 

直近の、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)は、フェーズIIの一つ前のフェーズIaでの臨床データにあります。

 

具体的には、岡山大学の藤原先生と開発しているオンコリスバイオファーマ(オンコリス)が保有するテロメライシン(telomelysin)と放射線との併用療法で、単体の放射線治療との比較において、明確な優位差を出した、という材料が買われている理由だと考えています。

 

また、現在行われている、免疫チェックポイント阻害剤との併用療法でも、良い結果が出るのでは、という期待感も、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価を押し上げる要因となっています。
さらに、昨年末のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の浦田社長が、一般投資家向けのセミナーにおいて、2019年は創業15周年の節目であり、その創業15年目の3月には、みなさんにいい報告が出来るように頑張りたい、といった旨の発言があったため、その期待でも買われていると思慮しています。

 

この”いい報告(表現は別の言い方だったかもしれませんが、、)”は、おそらく大手製薬会社への導出ニュースだと思っています。

 

このニュースの何がいいのか、というと、個人的にはオンコリスバイオファーマ(オンコリス)が黒字化する、大きな契約になると思っているからです。

 

創薬ベンチャーは、その多くが赤字です。それでもなお、事業展開が可能なのは、研究開発をしている治療薬が、将来上市しして莫大なリターンが返ってくるのでは、という市場の期待感があるため、赤字でも第三者増資割当てにより、市場から資金調達を可能とさせています。

 

ただ、やっぱり、市場は黒字化をして、企業自身で稼いだキャッシュ/マネーで操業することを期待している訳です。更なる第三者割当増資のリスクも減りますし。

 

こういった期待感が、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)という、語弊を恐れずに言うと、まだ実体のない会社に資金が集まっていることになります。要は、大きな相場をつくってゆくことになります。

 

✓ 今(2019年1月25日)、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価が揉んでいる

 

今、こちらの記事を書いているのは、2019年1月27日(日曜)です。先週末(1月25日)時点をみると、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価は揉んでいるように見えます。

 

この局面で、みなさんならどう売買してゆきますか?資金をつぎ込んで、大化け銘柄として追ってゆきますか?少し切り返してきたけど、また下がるだろう、と思ってその時を待ちますか?

 

直近1年のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)、日足チャートをお見せしますね。

 

1,400円を大きく抜けたと思ったら、急速に調整がはいって、直近は1,200円ちょい上で、もたついている状況でした。

 

ただ、すこし見ずらいですが、右端に見える通り、先週後半から、上値を目指すかのうように、下値が切りあがっていってきました。そしてRCI指標も、マイナス50%を下回り、まだ反転はしていませんが、ある程度まで下げってきて、切り返す雰囲気も出てくるのかなぁ、とも思えます。

 

上で載せた上場来からのチャートを見ると、出来高が激増して、過熱感とも捉えられることもできます。

 

では、もう少しチャートを具体的に見てゆきましょう。まずは、先週末の15分足から。

ここでは2つポイントを記しました。

一つ目はオレンジ色の『下値の切り上げ』と、
二つ目は白色『+2σからの乖離』です。

 

前提として、2019年のバイオベンチャーの中でも、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)は注目されている銘柄であります。
あなたがオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の売買で儲けられるかは別問題ですが、少なくとも、市場はオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の動向に注目しています。それは、前にお見せしたチャートの出来高でもお分かりですよ、ね。

 

その中で、先週末のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)は15分足でみると、勢いづいてきていることが読み取れます。

 

2019年初頭に1,500円という高値を付けてから、大きく値を下げて、1,200円少し上で下げ止まり、先週待つでは、下値を切り上げる動きが出てきました。上の15分足チャートでも、4つのオレンジ色のboxでも示しましたが、下値を付けて切り返し、また下がってきても、前の下値の上で、下げ止まり、上を目指す、というチャートを見せてくれました。

 

さらに上の15分足チャートの白色で記載したポイントですが、ボリンジャーチャートの+2σの線から離れて中央値に近づいています。これは、次の動きが上値を目指す確率が50%程度まで戻ってきた、ということを意味します。これまで+2σの線上にいたのが、先週1週間で調整が入ったことを意味します。

 

この15分足で取り上げた、『下値の切り上げ(オレンジ色)』と『+2σからの乖離(白色)』から、来週は上値を目指す動きから入ってゆくことが想定された訳です。

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次に、日足を見てゆきましょう。15分足だと、本当に短期間のチャート、値動きしか図れませんので、全体の相場観を見失う可能性があります。ので、日足週足とスパンを長くして、チャートを分析してゆきましょうね。

こちらは、日足になります。ポイントを3つ明記しました。始めの2つは上の15分足と同じです。

一つ目はオレンジ色の『下値の切り上げ』と、
二つ目は白色『+2σからの乖離』です。
三つ目は緑色『MACD反転の兆し』

先ほどの15分足とは異なり、約一年の日足チャートを持ってきたのですが、ここでも明確に、『下値の切り上げ(オレンジ色)』がなされていることが、お分かりになると思います。

 

2019年初頭に1,500円を付けて、どこまで反落するかをじっくりと見てきましたが、1,200円を下回るリスクは低そう、ということが見えてきました。

 

また、15分足と同じように、『+2σからの乖離調整済』ともみられる波形になってきたので、個人的には来週以降も引き続き、期待しています。さらにMACDも、2019年年初の上げから、下落傾向になり、その下落幅が落ち着いてきて、反転する兆しが見えてきたことも、興味深い点だと思っています。

 

ここまでは、直近の先週末の動きから、下値が抑えられて、上を目指す動きにも見えるようになってきた、というお話をしました。また、昨年から見えても、大きなスパンで下値は抑えられて、上を目指す動きであることも、見えてきました。ここから、上に行くのか、下なのか、という判断は、ボリンジャーチャートからは、その確率は50%程度まで下がってきたことも、面白い兆しだと思っています。
では、今度は週足で、もう少し長いチャートを見てみることにしましょう。

こちらのチャートでは、これまでとは違う視点を持ってきました。以下の2点がポイントです。

・大局的に見ると、明らかに、株価の推移は大きく反転
1,300円前後から一気に上値を掴めるか、が今後の争点

 

一つ目の株価推移の反転は、上のチャートのオレンジ色の矢印を見れば、一目瞭然ですね。オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の相場は2018年後半からガラッと変わったのです。

 

その大きな要因が、進んだフェーズの臨床試験結果が良かったからです。上でも述べていますので、もう一度復習してみてください。

 

そして二つ目が、今後のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)を占う、大きなポイントとなります。

 

実は、現時点で1,200-1,300円で揉んでいるのは、理由があるのです。それは、2017年夏前に、IRが立て続けに発表されて、大きく跳ねた時期があるのです。

 

そこでは2,070円まで急騰しました。実体のない急騰だったので、その後は大きく値を下げることになったのですが、ここのシコリが、まだ市場には残っているのです。

 

逆の言い方をすると、2018年後半からの、実体を伴いつつある上げ相場は、1,300円前後まで上がることは、ある意味市場は分かっていたのだと思います。

 

そして、この大事な局面で、市場はオンコリスバイオファーマ(オンコリス)を試している状況なのです。
まさに今、あなたはこちらの記事を見てくださっているとともに、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の面白い局面に居合わせているのです。

 

ここでは、明らかにこれまでのオンコリスバイオファーマ(オンコリス)ではなさそう、ということが少しでもご理解頂けると幸いです。

 

ただ、ご理解いただいたことと、あなたが株で儲けられるか否かは、まったく別の軸で動いていますので、ご注意ください、ね。株で儲ける方法は、また別のところでじっくりと解説する予定です。

 

勿論、これまでお見せしたチャートやそれを見る視点など、参考になることは多いと思いますので、是非学んでいってみてください。

 

✓ 2019年、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)が熱いと考えるワケ【私見】

ですので、上でお見せした通り、ある側面を見ると、これからまた盛り返す、とも見れますが、別の側面からみると、もう少し落ち着くのを待ってからピットインの方が良いのでは、という見方もできます。

 

私見をお伝えすると、私は今から入っても良いのでは、と考えています。
///本記事は2019年初頭に執筆しています。投資判断はあくまであなたご自身の判断でお願いしますね。大きく下げる可能性もゼロではありませんので、しっかりと考えられて売買をされてください、ね///

 

そして、先に私が考える”なぜなら”、をお伝えすると、下の3点だと考えています。

①直近で、更なる臨床結果のデータ発表を控えている
②3月中頃の大手製薬への導出発表が期待されている
③2019年は、マザーズが盛り返す年と考えられている

 

上でもお伝えしましたが、2018年後半から、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)は、実態を伴いつつあります。それは、臨床試験のレイトフェーズにおいて優位なデータが揃いつつある、という意味の上です。

 

バイオベンチャーの中でも創薬ベンチャーの株価は、『フェーズIIの良好データ』、『黒字化』、『パイプラインの上市』という大きなキーワードによって、大相場を創ります。

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そして、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)は、この中でも『フェーズIIの良好データ(①)』『黒字化(②)』というネタを持っています。それも2019年に、と言われています。なお、フェーズIIデータが出来るのは、まだ先ですが、その前の段階でのデータでフェーズIIをある程度予測できるタイミングがそろそろ来ます。

 

先にお伝えの通り、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)が保有するテロメライシン(telomelysin)と放射線の併用療法は、その優位性を占めるデータが発表されました。

 

そして、直近では、免疫チェックポイント阻害剤との併用療法の中間データが開示される予定となっています。患者数(n数)は十数人だと思いますが、このデータは次のフェーズIIを見る、大きなポイントとなります。

 

さらに、先の放射線との併用療法データが良かったため、大手製薬会社との契約交渉が加速している、とも見ています。

 

一般的に、大手製薬との契約締結には、交渉開始から1年程度の月日が必要になります。2018年初頭には製薬会社との折衝を開始していたと思われますが、ただ、臨床試験でのデータがまだでていなかったため、製薬会社からも「臨床データがでてからまた持ってきて」という風に、言われていたと推測しています。

 

その局面が大きく変わったのが、上での放射線との併用療法でのデータであり、直近で発表される免疫チェックポイント阻害剤との併用データであると、見ています。

 

ちなみに、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)のIR情報でも記載されていますが、大手製薬会社との契約規模は全体の金額で500億円規模と思われます。
ただ、どういった権利を製薬会社にライセンスアウトするか、によっても金額はことなるので、注意しましょう。

 

例えば、テロメライシン(telomelysin)は中国では、その独占的実施権をハンルイ社に導出していますので、大手製薬は中国以外での開発権利を受け取ることになることも、注意が必要です。この場合は、通常のグローバル全体の金額より、目減りせざる負えないのが、実態たと思います。

ただ、今のオンコリスバイオファーマ(オンコリス)は年間10億円ちょっとのコストをかけて研究開発を進めていますので、仮に上の臨床データの結果が良好で、大手製薬会社との契約締結に至ると、アップフロントで10億円程度のキャッシュが入る可能性は、十分あると思慮しています。

 

アップフロントとは、手付金みたいなもので、その大手製薬会社がオンコリスバイオファーマ(オンコリス)のテロメライシン(telomelysin)の開発権利を買う時に支払う一時金です。大手製薬はキャッシュリッチの会社ですので、良い治療薬には糸目をつけずに巨額の支払いをするケースが多いです。

 

と、良い側面をとりあげましたが、堅実に市場を分析することも、必要です。
これまではオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株価チャートを使ってみてきました。そして、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)が控えている材料や大手製薬の視点も考えながら語ってきましたが、では、マザーズ市場はどう動くの?ということも考えないといけません。

 

こちらは、直近3年のマザーズ指数を見ましょう。

 

実は、2018年は大きく下げたのですが、2018年末から2019年にかけて、大きく切り返しているのです。800円を押し目に、大きく買われてきました。鋭角に上昇をしているのですが、このあたりで調整をしそうな雰囲気も出てきています。

 

おそらく、2019年はバイオの年ともいわれていて、上昇基調にあるのは間違いなさそうですが、こういった局面局面で見ると、上下を繰り返します。そして、1月いっぱいで上がりきったマザーズ指数は、2月では下げに転じて調整局面が訪れると思っています。

 

必ずしも、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)の株チャートが、マザーズ指数に沿って動くとは、限りませんが、個別銘柄だけでなく、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)がいるマザーズ市場の大きな動きも意識しておいた方が良いと思います。

 

IRのタイミングにもよりますが、私の私見では、3月頃までのオンコリスバイオファーマ(オンコリス)の動向には注目したいと思っています。日足で値幅を取るのもよいですし、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)に自身がある方出れば、一定期間ホールド、という選択肢もあるかと思います。

 

どういう選択肢をとらられるのも、あなたの自由ですが、損だけはしないように、リスクヘッジをかけることをおすすめします。

 

あと、株式投資で資産を増やしたい!とお考えのあなたには、ポジションをもたない、ことの重要性をお伝えしている記事も参考にされてみてください。

 

また、これまで株式投資では損ばかりで、あまり儲かる気がしない、という方は、別の不労所得を構築することにフォーカスされても良いかもしれません。資産が資産を産む、キャッシュがキャッシュを産むのは、なにも株式投資だけではないですからね。ゼロベースで、もう一度どうやって資産を増やすか、を考えられても良いかもしれません。

 

今回の記事は、オンコリスバイオファーマ(オンコリス)に注目したものでしたが、株式投資で儲けるための記事も、更新してゆきますので、ぜひ定期的に訪れてみてください。
では、またお会いしましょう。

 

 

 

バイオ投資家ぷっちょ/吉日

 






 

 
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