
強烈な下げ相場で儲ける時に注意すべき5つのポイント
【株・株式投資】
執筆者:バイオ投資家ぷっちょ
① 意識的に勝てる投資対象をまず選ぶマインドを持つ
② トレンドを読む。下げか上げかレンジか
③ 買いで入るか売りで入るか
④ 根底のファンダメンタルズと大きな環境を読む
⑤ 出来高に注意してテクニカル分析の知識・経験を発揮させる
このように日経平均もNYダウも強烈な下げ相場が来ている時の、値動きへの対処方法についてシェアします。
✓ ① 意識的に勝てる投資対象をまず選ぶマインドを持つ |
この問いに対する答えは悩みますが、間違っていてもいいので自分の考えを持つところからスタートです^^
何気なしに銘柄を選んでしまうと、相場に振り回される投資しかできなくなってしまいます。。
例えば、テクニカルでみると、
アップトレンドなのかダウントレンドなのか、そもそもレンジなので値動きは少ない相場なのか、です。
これらを投資する前に見極める事で、押し目を拾うとか戻り高値を空売りで仕掛ける、心構えができてきます。
想定と違ったから、そもそもエントリーしない、という判断も出来てきます。
これはチャートテクニカルでの側面でお話しましたが、ファンダメンタルズでも同じです。
マクロ環境がどうで、その中で個別銘柄のファンダメンタルズがどうで、だから、売りを仕掛ける、といった最低限マクロと個別銘柄(ミクロ)の状況判断をするかしないかでも、大きくトレード内容が異なると思います。
以前に日経暴落時の空売り銘柄として『帝人』をyoutube動画にて取り上げました。
(過去の動画ですがご興味ある方はこちらより。あまり個別銘柄を買え売れ!は言う方針ではないため、アップロード後すぐに非開示にしましたが、もう時効でしょう笑)
思考の流れはこちらでした。
● 米国利下げ。NYダウも反応しており翌日日経相場も上に反応しそう
● ただ引き続きコロナショック相場でトレンドは下目線
● 全体が下がる中で、『短期的な』ファンダでギャップアップ(GU)する材料が帝人にはあった
● それは、コロナウイルス治療薬の開発関連IR
● 治療薬は、直ぐに上市される訳でないので、外堀冷めたら、売りを仕掛ける判断
IRがGUで始まり、板の需給バランスを注視しながら、空売りを仕掛ける(慣れない方はほんの一握りの資金のみで)。
板需給バランス含めてテクニカル分析など、過去のyoutube動画をご参考頂ければと思います。
このように、今回は帝人でしたが、様々な株でチャンスは訪れてきます。
色んな視点を持ち出して、株価のシナリオを想定し、その通りに動く可能性が高い時のみエントリーをすることの徹底が大切です。
こういった思考をしながら、では、明日はどの銘柄にエントリーする?と、意識的に銘柄を選ぶマインドが必要になります。
✓ ② トレンドを読む。下げか上げかレンジか |
これはFXや株・株式投資の全てに共通することです。
基本的なことですが、①下げトレンド、②上げトレンド、③レンジ(行ったり来たりの横這い)かを頭にいれて、相場に臨むことが重要です。
例えば、2008年のリーマンショックや今回の2020年コロナショック相場では、どう見ても①下げトレンド、です。
ただ、分かっていても、下げと待ったかな?と思って、追加の『買い』で攻めて、あえなく散ってゆくパターンに陥ってしまいます。これは、おそらく下げている認識はなく、また上がる、という②上げトレンドが頭の中にこびりついているからです。
ですので、再掲しますが、こちらのチャートをみて、買いたい!と思う方は、トレンド把握をされていない方かもしれません。
こんな強烈な下げ相場なので、一旦反発した高値で、空売りを狙ってみよう、という思考も、株で儲けるためには大切です。
日経平均5分足を見ながら説明すると、狙うのは強烈な下げ相場(赤)もしくは強烈な上げ相場(青)ですね。
ある意味、緑のようなレンジでは、高値掴みや底値拾いでやられるケースが多いので、強烈な上げ下げだけを狙ってゆけばと良いと思います。
今回の5分足はコロナ相場なので、強烈な上げ下げが日経平均でも起こりました。なので、トレードにおすすめです。普段はある程度ボラティリティ(株価変動)の激しい銘柄を選定してゆく必要があります。
こちらの単元の最後に。
◆ 上げ(下げ)トレンドは、押し目(戻り高値)拾いの順張りでokです。
◆ レンジ相場は、逆張りが必要になります。
※これが意図するところの詳細は、youtube動画でお届けする予定ですので、ぜひチャンネルご登録を頂きつつお待ち頂ければと思います。
✓ ③ 買いで入るか売りで入るか |
この意識は超重要です。
なぜか。
● 株で勝っている人の多くが『売り』で儲けると言われている(実際株価下落の方が一瞬で落ちる)
● 買いの人も、売りの気持ちが分からないと、(買い)偏重思考に陥りやすい
● テクニカルは、売り買いの攻防。売りの買い戻しなど、売り思考を逆手にとれる
売りの思考を身に付けるため、僕はこちらの本を参考にしました。
まぁ、本での学習も良いですが、実際に少額で1回売りを仕掛けて、勝つ負けるの体験をした方が、何100倍もよい経験になるとは思いますが(笑)。
ステップとしては、
『売りの思考を身に付ける』 ⇒ 『実際に売ってみる』 ⇒ 『買い戻しの感覚も掴んでみる』 ⇒ 『買い勢が弱まり売り勢優勢のエントリーポイントを練習する』 ⇒ 『売りで勝ちやすい株銘柄を知っておく』、などですかね。
これまで、下の2つを説明してきました。
① 意識的に勝てる投資対象をまず選ぶマインドを持つ
② トレンドを読む。下げか上げかレンジか
なんちゃらショックなどの相場では、基本的に売りで仕掛けて儲けることが多いです。
ですので、こちらで語っている③の売りをメインシナリオで考えた際に、①の投資対象(株銘柄など)と、その②短期(分足)・中長期(時間足)トレンドはどうなりそうなのか?という思考ですかね。
あくまで、儲ける意識は空売りにて。
ちなみに、売りも含めた3つの鉄板エントリーについては、こちらのyoutube動画で収録してますので、まだの方はどーぞ。
空売りのkey wordもあるので、またyoutube動画で語りますね。
✓ ④ 根底のファンダメンタルズと大きな環境を読む |
個別の銘柄が強烈なファンダメンタルズが伴えばまた別ですが、基本的にはマクロ環境に準じます。
例えば、こちらの記事で取り上げているショック系相場では、総じて下げ目線です。
ですので、個別銘柄も当然下げるのが、正常な動きになります。
では、日経平均をミクロ環境と捉えた際の、マクロ環境に相応するものは何でしょうか?
⇒米国NYダウの値動きや、ドル円為替相場ですね。以前なら中国相場が世界に大きく影響しました。
(どちらかというと、日経平均の上位概念、という感じですね。日経平均が何につられて株価が動くのか。その上位概念(マクロ環境)を捉えることが大前提、というありきたりのお話です笑)
①でお伝えした、帝人IRニュースが個別銘柄としてのミクロ環境(ファンダメンタルズ)だとしたら、日経平均は上位概念のマクロ環境です。
日経は暴落、でも帝人はGU始まる想定。だから空売りが美味しそう、という思考でした。
✓ ⑤ 出来高に注意してテクニカル分析の知識・経験を発揮させる |
出来高もテクニカル分析のひとつでしょうか。
今回は玉の入りやすさ、という観点で少しだけ共有です。
具体的には、日経レバ系で出来高を伴った投資対象を僕はよく使って言います。
1日で数百万億円も出来高があるので、
・ 売り買いの玉がすんなり入りやすいということと、
・ テクニカル分析が通用しやすい、
ということで重宝しています。
通常、ボラティリティの激しい小型銘柄で良くトレードしている方で、あれあれ?テクニカルが全然効かない、という経験をされた方も多いかと思います。
こちらのダウ理論関連のyoutube動画でもお伝えしているとおり、例えば機関投資家などの大口投資家が”だまし”を使って、個人投資家を迷わせる、からです。
ですので、慣れないうちは、日経連動型や、東証1部の、しかも出来高が数十億や数百億円ある大型銘柄で練習するのが良いかと思います。
テクニカルに関しては、youtube動画一覧より気になるタイトルをご覧頂ければと思います。
バイオ投資家ぷっちょ/吉日