自己分析をどうやるのかは、あなたは既に知っている │ サラリーマン(会社員)から不労所得の構築へ!

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皆さん、こんにちわ。「ぷっちょ@リーマンから不労所得構築まで。」です。

 

自己分析をやっていて、自分の軸を定めるって、なんだか大変ですよね。どうやるの?という感じですよね、、。
自分が何者で、何のために生を預かって、いまここで生きているのか。その使命を知ることは、本当に大変なことです。私の考える使命は、このサイトで何度もお伝えしてきている、自分の好きなコト、だと考えています。

 

自分の使命が見つかると、もうしめたものです。その勢いに任せて、突き進むだけです。周りの意見など全く気にせず、ただただ自分のやりたいコトに突き進むだけです。こう考えると、使命(=自分の好きなコト)を見つけさえすれば、実は人生の半分以上は過ぎているのかもしれません。それだけ、自分が一心不乱にフォーカスできる好きなコトを見つけることは、大変な時間と労力がかかることなのです。でも、模索し続けることが大切なので、挫けてもいいし、人生の不安に駆られてもいいです。ただ、気持ちが盛り返した時には、引き続きその使命を模索し続けてゆきましょう。

 

 

 


【あなたは既に、使命を勝ち得ている】


ある時気づいたのですが、自分が他の人より優れているコトが、自分の好きなコトに成り得る、ということです。
容易に想像がつくのは、あなたがああでもない、こうでもない、一体私は何のために生きているんだろう、と悩み苦しむ姿です。好きでもない会社、仕事に就いて、好まず毎朝早く起きて始業時間には出社する。好きでもない上司に囲まれ、早く終業時間が来ないかと、ストレスを溜める。やっと終わり仲間内でわいわい楽しく過ごしたり、自分だけの時間に満足して過ごすのもつかの間、また明日の仕事のことが頭をよぎり、なんとも浮かない毎日を過ごす。こんな毎日、皆さんよく耐えながら毎日を過ごされているなぁと、傍から見て思います。ある意味、すごいと感心します。

 

でも、実はこの生活の中から、将来の物凄いネタを見つけることが出来るとも思っています。

 

事実、私はこういった退屈な社会人生活を、10年近く過ごしてきました。自分のやりたくないことを一生懸命にやっているフリをする毎日です。当時の職場やクライアントの方々には怒られそうですが、、(笑)。でも、こういった経験を経て、しかもそれなりにゆるくまじめに取り組んでいたからこそ、以下のようなスキルが身に付いたとも思っています。今となってはそれなりに感謝しています。
・学生時代の一人よがりな思考から、相手のために考え行動するスキル
・より具体的には、相手の目的や現状の理解度等を考慮し、適切にコミュニケーションし自分の意志を伝えるスキル
・ロジカルに伝える思考力とそれを忠実に描くスキル など

 

これらは、特に自分のやりたいコトを成し遂げるために、どうやって周りを動かすか、という点にフォーカスしたスキルです。他にも色々、このモラトリアムともいえる期間に身に付けたスキルはあります。
・今やっているビジネス、タスク、上司から言われたコトは、何のためにやっているのか、という目的を考えるスキル
・自分のやりたいコトをイメージして、そこに辿り着くためのアプローチや独創的なアイディアを考えようとする姿勢を持つスキル
・自分がやるんだ、と決めきるスキル。一人称で考えるスキル
・周りを巻き込んで、プロジェクトを上手くコントロールするスキル
・もっと世の中をよくしよう、と広い視点で世の中や今の自分を客観的に見るスキル など

 

こういったスキルは、生まれながらに持ち合わせていたのではなく、後天的に、しかも退屈なサラリーマン生活を過ごす過程で、それなりに頑張ってきたからこそ、身に付けたスキルです。そして、この10年あまりで身に付けたこれらのスキルが、実は他の人より上手くでき、自分の得意なコトである認識を持ててきました。こういう状況になると、これらのスキルが、自分の好きなコトに成り得ることに気づきます。
例えば、上に挙げたスキルを全て持ち合わせたとします。
一つに、自分の目的を描くスキル
一つに、周りを巻き込みながら上手くコミュニケーションするスキル
一つに、世の中を良くするために、自らが行動すると決断するスキル
これらの私のスキルを持ち合わせると、自分が好き!と思った目的・ゴールに対して、限られた自分だけの能力ではなく周りの優秀な力も拝借して、やりきるGRITが発揮されることになります。周りを見渡して頂いても、なかなかこのスキルを持ち合わせている方は少ないのではないでしょうか。頭でっかちに目的思考だけで考える人。周りと上手くコミュニケーションがとれず、自分の能力に頼る他ない人。視点が低く独りよがりになり、またそれをやり遂げる意志を持たない人。私はとても良く見かけます。

 

これまで、何気なしに身に付けたスキルが、実は他人より秀でているスキルとなっており、それがあなたの生きる意味になっていることもしばしばある、ということです

 


【その特殊な体験が、あなたの好きなコトにもなり得る】


他にもcan(能力)が自分のwill(意志)に変わっていった経験があります。周りより出来るようになったゆえに、自分の一つの軸になった経験です。それは中国語です。
私は大学院を卒業してから1stキャリアとして選んだのは貿易会社でした。理系からドラスティックに文系職に就いたのです。別の記事にも記載しておりますが、当時の私は、研究室に籠り、一生かけて成果が出るか分からない研究に、没頭できるか疑問に思った時期がありました。修士課程1年生の頃です。就職活動を控えていた私は、研究職に限らず、広く色んな会社や職種を見ました。また、色んな会社勤めをされている方々や、様々な職種の方々にお会いして、実際にお話しをしました。その中で、カッコイイと思えた先輩が勤めていた先が、貿易会社だったのです。スピード感を持って、世に貢献するモノやサービスを想像するその姿に、感銘を受けたことを覚えています。

 

そして晴れて、貿易会社に入社後2年目に、中国駐在の機会を得たのです。
それまで特に中国への思い入れもありませんでした。大学の第二外国語でもドイツ語を選択しており、中国語に触れた機会も全くなかったのです。中国との接点と言えば、日本で中華料理を食べていたくらいでした。
中国駐在は合計2年間でした。当時勤めていた貿易会社より派遣され、北京と青島にそれぞれ1年ずつ生活しました。この生活がとんでもなく楽しかったのです。中国語はさておき、楽しい仲間に恵まれ、広大な中国全土を旅して素敵な出会いや経験ができました。ほぼ全ての省に旅行へ行き、世界が広がったのを覚えています。また、各地の中国料理がおいしくて、今では中華には目がない状態になりました。本場の中華料理は、本当においしいです。

 

勿論、語学もそれなりに勉強しました。
始めは中国語を口に出すことを恥じ、あまり前向きに勉強しませんでした。でも、試験対策はしっかりとして、当時6か月の勉強で旧HSK高級9級を取得するまでになりました。でも、中国語を話すことに恥じらいがあったため、コミュニケーションは全く自信がありませんでした。自分で音を発しないためか、ヒアリングもあまり上達せず、2年が経ち、帰国することになりました。この時点では、中国語を習いたくて言った訳でもないし、中国語なんて、という気持ちが強かったことを覚えています。帰国後も、中国語を使う機会が良くありましたが、中国語が話せる方からすると中の中レベルで、良くも悪くもない、といった感じでした。そのレベルに自身でいら立つこともありました。

 

ただ、時が立つにつれて、その貴重な体験や中国語が話せることに、優位性を感じるようになりました
皆さんご存知の通り、19世紀はヨーロッパ、20世紀はアメリカ、そして21世紀はアジアの時代と叫ばれています。そのアジアの中でも中国は上位に入る国だと考えられています。日本と比べると圧倒的に人口も多いですし、ビジネスのスピード感も早い。技術レベルも増々高くなっており、アジアを代表する国になっていることは、間違いありません。要は、グローバルで中国が注目されているのです。一方で、日本人の中で、中国語を話せる人材は、稀です。英語を話せる人はちらほら見かけますが、中国語となると、ほぼ皆無です。中国語が分かる人からすると大したことのない中国語でも、話せない多くの日本人からすると、尊敬のまなざしです。このまえ中国から帰国してほぼ10年ぶりに香港出張に行きました。タクシーの運転手と会話をしようと自然と中国語が口に出てきた瞬間、一緒にいた方々から賞賛の嵐です。嬉しいばかりです。

 

中国や中国語が、だんだんと好きなっていったのです。

 


【あなたのその優しさが、武器になるのです】


もう一つ、私の経験を踏まえた例を挙げたいと思います。それは、今後間違いなく、人間的な温かさが、大きな価値を生む時代に突入する、ということです。

 

あれ?好きなコトにフォーカスする豊かな人生を送ることと、どう関係があるの?という方もいらっしゃるかと思います。
でも、これまでお話してきたことと紐づけて説明を加えますと、日本人らしい温かいオモテナシの心が、グローバルでの優位性を発揮する時代が来る、ということです。といいつつ本当にそういった時代が来るかはさておき、ビジネスを進める上で、またあなたの人生ステージを上げる上で、さらには人生を豊かに送る上で、とても重要なことになります。

 

日本人は、これまでの教育課程の中で、またご両親の伝えの基で、相手に対して気遣うスキルを、自然と身に付けている方が多いと思います。
私も田舎を出るまではそうでした。一時期、東京に就職で出た時は、その冷淡なビジネスライクな人付き合いに染まり、その人間味らしさを失う期間もありました。が、やはりそういった温かさに触れていたいし、温かさを周りの人に配りたい、と真に思うようになったのも、事実です。

 

これが、あなたの大きな強みになる、と言っています。
これが、あなたの好きなコトに成り得る、と言っています。
これが、あなたが人生をかけて成し遂げる対象の一つに成り得る、と言っています。

 

私が一方的に知っているだけなのですが、「世界中に住む日本人を豊かにする」支援をされている方がいます。
このフレーズを聞いただけで、もうその方の温かさがかもしれませんが、その方は本気でそう思い、愚直に実行されている方です。私は、こういった心の持ち主は本当に少ないと思います。表面的にはオモテナシをする方でも、裏では心底では自分の利益を優先して考えている人である場合が多々あります。要は、結局は自分の事しか考えていない方が多いのです。

 

重要なのは、その独りよがりな思考は、直ぐに周りにもバレる、ということです。押し売りや、何かと主張や要求が激しい人はこちらに当たります。

 

もう一度、繰り返します。
今後間違いなく、人間的な温かさが、大きな価値を生む時代に突入します。

 

上のように、独りよがりな毎日を積み上げてゆくと、その人のクレジット(信用)が貯まらず、逆にマイナスのクレジットとなり存在することになります。
これからはデジタルの時代です。生活の全てが、デジタル化され世の中に蓄積されてゆきます。あなたの思考もデジタル化され蓄積されてゆきます。その中において、表面的な温かさで人を騙すことが、直ぐにバレてしまう世の中になります。人間性が問われるのです。デジタル化や機械化が進むと、人間は本来のより本能的な姿が注目されるようになります。その世の中においては、あなたのような温かな心の持ち主が、実は能力を発揮するのです。これまで無意識に、心より善意を積み重ねてきたあなたが、飛びぬけた、一目置かれる存在になるのです。

 

これはまさに、自然と出来る(can)ことが、世の中をより良くするwill(意志)と変わり、それは世の中から見ても優位な能力になるのです。これが、あなたの軸に成り得ることを、ご認識いただければと思います

 

そして、もう一つ言えることは、それを自然と出来るということは、あなたはその温かな行為自体が、好き、ということです。既にあなたは、人生を通じてフォーカスしたい1つの軸(好きなコト)を兼ね備えて、今もまだ磨き続けているのかもしれません。

 


【灯台下暗し】


長文になりましたが、これまでお伝えしたかったことは、実はあなたは既に好きなコトを見つけている可能性がある、ということです。
それは、これまで何気なしに積み上げてきたコトかもしれません。先天的ではなく、後天的に、しかも時間をかけて継続したコトが、他との優位性を生み、その行為をすること自体が好きになっているかもしれません。それは、私のように中国語、という分かりやすいコトかもしれませんし、前半でお伝えした目的を描く/周りを巻き込ませるコミュニケーション/やり遂げるスキルを合わせたGRITなのかもしれません。

 

いずれにせよ、私がお伝えしたかったことは、既にあなたは軸を得ている、のかもしれないということです。
これまで、こちらのサイトでは、ゼロベースで自分の軸を見つける色々なアプローチをお伝えしてきました。でも、既に得ている能力ベースで、自分の軸や一生かけてやりたいコトを語れるのであれば、それはそれであなたにとって適切なアプローチなのかもしれません。あまり良くない考えかたですが、ほおっておけば、人は他人と比べて生きる生き物です。逆に、他人より少しでも優れた箇所があると、優越感に浸り、いい思いをすることもあります。それを逆手にとって、自分の好きなコトにしてしまうのも、ありだと思います。

 

一つ、注意点があります。
これまで得た、他人より優れた能力を、自分の好きなコトにすることは問題ないと、お伝えしてきました。ただ、それはあくまで、本当に自分がやりたいと思えるコトなのか、自問自答を繰り返してください。お伝えしているのは、一つの他との優位性を、単純に自分の好きなコトにすると、ある時点で好きではなくなるからです。それは、その優位性が他に打ち負かされた時です。その状態はとても脆いです。
あくまで、その能力は、自分の好きなコトの一つ、と考えてください。要は、他にももっと根本的に自分が好きになれるコトを、引き続き模索し続けてください。別の記事でも記載していますが、自分の軸は、他人との比較において成り立つものではなく、自分の中で独立して成り立つものです。他との優位性でそのきっかけを掴んだとしても、よくよく考えて頂き、仮に他を排除したとしても、そのコトが自分にとって大切で、生涯かけて取り組みたい対象と思えなければ、別の確固たる軸を模索し続けてみてください。そう簡単には、見つからないはずです。

 






 

 
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