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日銀ETF買い入れ2000億円の上げが来た

【日本銀行・株式投資】

執筆者:バイオ投資家ぷっちょ

 

 

 

今回は、日本銀行(日銀)のETFがもろに市場に影響しているので、こちらについてメモ程度のコラムです。

 

日本銀行はアベノミクスが始まって以降、ETF買いをし続けてきました。その推移。

 

こちらは2019年までですが、2013年より順調に膨れ上がり、30兆円規模までに来ています。
2018年には年間6兆円をETFに投入するなど、日本銀行が株価を買い支えする構図となっています。

 

✓ 日銀年間12兆円ETF買い増し計画

これまで年間6兆円の買い入れだったのが、2020年は2倍の12兆円を設定しました。

とんでもない買い支えが入る、ということです。市場がひどければまだまだ増額はありえそうな気もしています。

 

その理由は、経済刺激策としての金利引き下げがむずかしいからです。

 

米国では直近立て続けに、2回も緊急利下げをして、ほぼゼロ金利になりました

これで米国も、金利利下げという最大の武器をほぼ失ったに等しい状況になりました。

 

ここから日本同様に、市場にお金を投入して、経済を支える施策をどんどん打つことになるかと思います。
全ては2020年11月3日の大統領選挙に向けた布石になると思います。

 

✓ 1日2000億円投入の効果

 

直近、黒田総裁の巨大なバズーカ砲がやってきました。

 

なんと、1日で2000億円ものETF買いをやってのけたのです。

 

先ほど、これまでは年間6兆円の買い入れをやってきて、2020年は2倍の12兆円、とお伝えしてきました。
既に、1日でその2%程度の資金を投入した計算になります。12兆円がMAXの場合あと50日ほどしか玉を打てない感じ(実際は無限だと思われるが笑)。

 

これにつられて、日経平均がもちこたえる場面がありました。
具体的には19日の後場です。

ぶっちゃけ、この買い支えは、普段の相場とは全くことなる雰囲気なので、直ぐにばれてしまいますが笑。

 

19日の後場は丁度16,500円を切り出したあたりから介入があったかと思ます。
初めはじわりじわりと下支えをして、確か引けの30分ちょいくらい前からのバズーカ砲。

 

実は17日にも同じような買え支え雰囲気があった相場がありました。
板の需給バランスを確認すると分かりますので、ぜひ僕のyoutubeチャンネルツイッターをご参考頂ければと思います。

 

共通しているのは、16,350円くらいでの反発。

日銀が意識しているか否かは分かりませんが、直近で2回も底値が意識された展開でした。

 

明らかにバズーカ砲後も、引き続きチャートは垂れる方向へと向かっていましたが、それが支えられました。
明日以降も支えられる保証はありませんが、水平ラインとしては少し頭の隅に入れてウォッチしたいですね。

 

✓ 日本銀行の手の内19,500円?

 

先日、日銀が買い入れたETF平均取得価格が19,500円であることが発表されました。

 

こちらは、参考になるようで参考にならないかもしれません笑。

 

上でお伝えしていた通り、直近は16,350円で2回サポートされました。
その仕掛け人は、間違いなく日本銀行です。ETF買い入れを複数回に分けて行いました。

 

ただ、これが上の以前の損益分岐点19,500円を意識してかは、分かりません。
しかも、今回の介入で平均取得単価は下がっていますので、このまま下がる株価をナンピンし続けて、結果的に安く抑えるかもしれません。

 

そんなことは、どうでもよくって、株で生き残るためには日銀の具体的な行動も頭に入れておく、ということですかね。

現時点でのイメージ。
◆ 相場は強烈な下落傾向。理由はコロナによる投資家心理の不安
◆ 3/16日週も引き続き下落。ただ、3/19(木)は日経・NYダウともに下げ幅が縮小
◆ その背景には、米国の経済刺激策や日本銀行のETF買い入れがある

 

今後は、このまま下落がとまらないか、投資家心理が一転プラスになるか。

 

僕は正直、買い勢からするとまだまだ苦しい相場が続くと愚慮しています。

理由は、実体経済への影響が3末~5月にかけて明るみになるからです。でも、そこが底かも、とも思っています。株が下がる要因は投資家心理不安からです。

 

投資家心理の不安要素

◆ コロナ拡大がどこまで続くか分からない。特に欧米
◆ 経済活動が停滞することによる企業業績悪化、倒産多発。一層の消費減退
◆ さいあく、日本ロックダウン(封鎖)とオリンピック開催中止

 

ただ、みんな大丈夫!と思えるニュースが出た頃には、株は急騰しているので、遅いですよねw。
といって、今の下落相場に果敢に立ち向かってゆくのも、少々デンジャラス。。

 

一番の糧は、この大暴落相場を次のチャンスに変えるために、

今、何が起こっているのか、今後同じことが起こった時に何をすれば良さそうか、を考えて、自分の資産としてストックしておくことだと思います。

 

今損失を出している方も、そうではない方も、同じ相場を見た時に感じ方・考え方は人それぞれ。

 

悲観的になるのは誰でも出来るので、それでも次の幸せを思い描き、いまを積み上げてゆくか。

 

 

分類:株式投資/日米政策

① 米国時間17-18日のFOMC会合

② トランプ政権の更なる経済支援策
③ 安倍首相の『緊急事態宣言』準備完了 など

 

分類:株式投資/下げ相場5ポイント

意識的に勝てる投資対象をまず選ぶマインドを持つ

トレンドを読む。下げ上げレンジ
根底のファンダメンタルズ大きな環境を読む など

 

 

 

バイオ投資家ぷっちょ/吉日

 






 

 
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