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ソフトバンクグループがコロナショック直面

株価大暴落の行方が気になる

執筆者:バイオ投資家ぷっちょ

 

 

 

✓ ソフトバンクグループ株価がやばい!経済ショックで倒産危機!?

youtube動画でも解説しています。

2020年のコロナウイルスショックにより、ソフトバンクグループの株価が暴落しています。

ソフトバンクグループは、もはや投資会社になったので、世界的な株安のあおりを受けて、直近6,000円近くあった株価が、2,600円まで下がりました。

 

実は、直近で5,000億円規模の自社株買いをしたにも関らず、株価は下落の一途です。
基本的には、自社株買いは株価上げ方向なのですが、全くといってもいいほど、効果がありませんでした。

 

その要因として、ここでもwework問題が絡んでいるとも言われています。
以前にもお伝えした通り、ソフトバンクグループはwework再建に支援するとして、追加で1兆円規模をつぎ込むと発表しておりました。
これまでの出資は約1兆円。これからの出資も1兆円。

 

これからの出資1兆円の内訳はこちら。

● 50億ドル(Wework債務)
● 15億ドル(ワラント)
● 最大30億ドル(既存株主からの株買い上げ)

 

この中で、最大30億ドルの既存株主からの株買い上げを一部撤退するかも、と報道されたのです。

この背景には、それだけソフトバンクグループにとって30億ドルのcash outは痛手、ということを意味するのだと考えられます。

 

このwework問題も絡めた様々な憶測もあり、自社株5000億円もみのらず、続落となりました。

 

ソフトバンクグループは倒産危機に面している。

これはwework問題真っ最中の2019年末に言われていた事です。景気経済がまだよかった頃、銀行からお金を借りて、wework再建に乗り出すことはできたと思います。

 

今は、軒並み株価も下がり、ソフトバンクグループとしての企業価値が激減し、負債が重く押しかかる事態となってしまいました。
このため、帳簿上では債務超過の可能性も示唆されており、いよいよ、ソフトバンクグループも一層の厳しい経営が余儀なくされます。

 

この騒動は、中国のコロナウイルスに端を発し、今や欧米にも広がり、落ち着く気配がまだありません。
米国トランプ大統領も、これ以上の感染者を出さないために、外出禁止令をだすなど、鎮火に躍起になっています。

 

株価は投資家心理で動きます。
コロナウイルスによる実体経済への影響が明確になれば、底打ちを始めると思います。

 

ただ、現在2020年3月時点では、まだ未曾有の”なにか”が起こる可能性があり、世界中の市場が、その恐怖に打ちひしがれています。

この状況においては、一時的な割安感での株価反発はあるかもしれませんが、回復には少々時間がかかる可能性があります。

 

ちなみに、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏は、ソフトバンクグループの大株主です。
その株シェアは22%だと言われており、そのうち4割を銀行融資のための担保に入れています。

 

これだけの株価暴落により、その担保増額を求められることは容易に想像できます。
このため上でお伝えしていた自社株買いも実施しており、その策も上手くゆかず、孫さん事態も窮地に追い込まれる状況になっています。

 

✓ ソフトバンクグループ株価もまだ下値余地がある可能性

ソフトバンクグループは、投資会社になりました。

これは、一番頭にとどめておかないといけないことです。通信の会社は子会社のソフトバンクが担っています。

 

このため、世界的な株価変動に、大きく影響を受けます。
日本だけでなく、欧米・中国の株価も含まれます。

 

こちらは、ソフトバンクグループの保有株式価値です。

 

2020年2月12日時点で、約31兆円の価値を有していました。
1Q前よりも5.4兆円時価総額があがったので、成功している!決算説明会では説明されてました。

 

一番大きなポーション(割合)を占めているのは、中国のアリババ株です。
その額、16兆円なので、ほぼ半分を占めます。

 

そのアリババ株が、このコロナショックでtopから25%下がっているのです。

 

仮にアリババの時価総額が1/4に下がれば、ソフトバンクグループ保有価値も1/4に下がります。

2月12日時点での約16兆円の1/4は実に既に4兆円もの価値減少が発生してしまいました。

 

さらに、アリババの株価チャートを見ると、過去歴史的な暴落より、まだ高水準にあります。
例えばMACDやRSIなどの指標です。下限に近付いているものの、まだ下を目指せる位置にあります。

 

アリババだけでなく、ソフトバンクビジョンファンドの占める保有株式価値の割合もそこそこあります。
先の図では3.2兆円ですね。ソフトバンクグループの約10%を占めます。

 

この10%の中で、先の決算では大きな価値増加と発表されていました。

 

しかい直近、こちらのインパクトのある企業上位3社の株価は大いに下落しました。
詳細はyoutube動画をご参考くださいませ。

 

このように、ソフトバンクグループが保有する株式価値の棄損が起こっており、これが長引くと、次の決算では大きなダメージになることが想定されます。
この間、ソフトバンクグループの株価も下落をする場合、投資会社として、また大量の負債を抱えている会社としての立場が、少々危うくなります。

 

ソフトバンクグループの株価チャートをみると、MACDやRSIも更なる下値余地を残しています。

 

ぜひ、youtubeでもお楽しみ頂ければと思います!

 

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バイオ投資家ぷっちょ/吉日

 






 

 
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