株はわからない状態から脱出するには何が足りていないのか。

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更新日:2020年5月25日

株はわからない状態から脱出するには何が足りていないのか。

執筆者:バイオ投資家ぷっちょ

 

 

みなさん、こんにちは。バイオ投資家ぷっちょです。
今回は、株がわからない、と嘆く方への記事。

 

 

① 全体的な資金の流れ大局観を掴む

資金は常に流動します。資金が流れ着く銘柄を閃けるかが勝負。

 

市場には、まとまった資金がある。
個人投資家の投じたお金に加えて、機関投資家が売買しているお金など。

 

例えばある日は、東証一部では、1,737,107百万円もの株が売買されている。
実に、1兆7千億円規模。
売買金額については日本経済新聞社が公表しているのでご参考。

 

この膨大な資金が、毎日各銘柄を行き来してる。

資金が集まる銘柄に、集中投資できれば、株は勝てる。

何気なしに、この銘柄かな?と判断していると、一向に株価は上昇せず、『株はわからない』となる。

 

ひと昔前に、証券口座の開設数が激増した、というニュースがあった。
コロナウイルスショックで、株価が下がったのを機に、株式投資を始める人が増えたから。

 

だから、小型株に注目が集まった。小型株とは、株価の比較的安い株。

この日の値上がり率ランキングtop3が100円前後の株。要するに、100株かってもせいぜい1万円。初心者が入りやすい株となる。

 

以前は、バイオセクターが盛り上がった。
その後は、ゲームセクターなど。
IPOセクターは、定期的に盛り上がっている。

 

まずは、上場している銘柄をセクター毎、また区分毎に分ける作業が一番初めにすべきこと。
セクターはバイオ、ゲーム、軍事、VR、ロボット、セキュリティーなどといった業界で分けるイメージ。
区分は小型、IPO(上場したての株)、マザーズなどの軸で分けるイメージ。

 

このように分類して、それぞれのセクターや区分の上がり下がりとその時の条件・特徴をひたすらに見てゆく。
そうすると、自分の中で、資金の流入流出を感じ取れるようになる。

 

そうすると、その資金流入セクターや区分の中で、どの銘柄に投資すれば良いのか、という議論が出てくる。
あくまで、資金が集まっているところに投じないと、株価はあまり動かない。波に乗れない。

 

② 目安は5%を週1本

欲張らない事。これは株の鉄則。

あれもこれも、では株は増々分からない、という結果になる。

 

週1回、5%とれれば、それだけで1か月20%の資産を増やすことが出来る。
なので、週1回の大相場に乗るだけで、ok。

 

気楽にゆこう。

 

なので、もう一度言う。週1でok。
あれもこれも、と沢山の銘柄目移りするくらいなら、この1週間で5%上がる確率の高い株を徹底的にリサーチせよ。

 

まず広く株を見るのは否定しない。
ただ、複数の候補が絞れたなら、そこからより確度を高めるリサーチにフォーカスすべき。

 

圧倒的なファンダが伴っているのか。
その中で勢いよく上がり続ける途中なのか、なべ底から這い上がる途中なのかなど、ファンダよし!なら後はテクニカル分析で確度を高める。

 

③ 強烈な材料が伴う銘柄だけでok

結論、投資すべき銘柄は、材料がある銘柄だけでok。

 

株が上がる時は、理由があります。
1) 決算がめっちゃ良かった
2) 決算じゃないけど、超絶IRニュースが出た
3) チャート足型がGOOD
4) 連想ゲームで資金大量流入
5) 思惑で急騰 など

 

まずは上2つでいい。
目に見えて、GIBサプライズニュースがあった時に、その銘柄をウォッチすればいい。

 

例えばコロナウイルス発生時にワクチンを開発していたアンジェス。


わずか2か月で株価は4倍。

 

これは2)つ目のパターン。一部5)も重複しているかな。
大きなニュースがないと、株価はそれほど動かない。ので、基本的には好材料待ちでokという話。

 

気を付けるべきは、ギャップアップ(GU)高値掴み。
これは、練習が必要。
GUしてもまだそこからグングンあがる時もある。これは板読みが必要。
別の機会に説明予定。

 

あと、その材料の時間軸も大切。
上のワクチンだと、期間は長期。
コロナはワクチンがないと、通常の生活に戻れない。だから、開発されている間は中長期的に支援される。

 

こういった感じ。
これは相場で経験を積む中で、みにつけよう。

 

④ かつ、Uの字チャート
リスクをとりたくないのであれば、こんなチャート足がいい。

 

a) 好材料が出て、暴騰する。
b) その後、利益確定の暴落を挟む
c) じわりじわりと株価がUの字で回復するタイミング

 

図の方が分かりやすい。
cを待つ、ということ。

 

欲を言うと、Uの字の底が、1,000円などの節目の価格帯であれば、より反発しやすい。

 

⑤ 投じる銘柄はMAX2-3コだけ

選択する、ということ。意中の1つに絞る、ということ。

 

株はわからない!と嘆く人にきまって、あれもこれも手を付けている。
時間が有限な人生で、あれもこれもでは全て何もやっていないのと等しい。

 

突き抜けるためには、一転突破。集中が必要。

 

あの銘柄、この銘柄、あれもこれもでは何もなしえない。
感覚的に、2-3銘柄に絞り切る、という感覚が大切。

 

沢山銘柄を選んでも、注意散漫で、すべての値動きを追うこともできない。
だったら、最初から選んだ2-3銘柄にフォーカスを当てよう。

 

⑥ GUは基本窓埋めを狙った方がbetter

絶対ではないが、ギャップアップ(GU)から始まったら、その株価は窓埋めをする認識が良い。

 

ギャップアップとは、前日の終値より大きく上昇して始まること。
例えば、前日1,000円で終わったが、翌朝9時より1,200円で始まる、といった感じ。
この場合はGU200円という言い方をする。

 

窓埋めは、前日の最高値が1,000円だとして、GU200円の1,200円始まりの場合、
1,200円から200円下げて、前日高値の1,000円まで戻ることを、窓を埋める、という表現をする。
このあたりは、グーグルで検索して学習してほしい。

 

特に、大型株では窓埋めする傾向が強い。
大型株とは、例えば東証一部に上昇していて、出来高が数十億とか数百億円ある銘柄。

 

こんなチャート。

 

ちゃっかりとGUした後は、窓埋めする方向に株価が動いている。

 

これまでをまとめると、
① 資金が集まるセクター・区分を見つけよ。
② 週1回でok。5%を取ることを目標に
③ 個別の超絶材料銘柄を見つけよ。時間軸で中長期が良い。
④ その中ですぐ飛びつかず、一回下落してUの字から這い上がるそのタイミングを狙え。
⑤ 上がるタイミングでGU始まりでも、静かに窓埋めするその瞬間を狙ってエントリー

 

全体から個別へ。そして、静かにその時を待つスタンスにて。

 

⑦ やっぱり底値圏銘柄をしたたかに

好材料を待っている時が、株価底が最もよい。

 

つまりはこういうこと。

 

この絵でイメージがわかるかと。
株はわからない、のではなく、まずは分かろうと、その努力をしてみること。

 

⑧ 損切りしないずる賢さを。ナンピン戦略

損切りはしない。ナンピンを戦略もってやる。

 

これに尽きる。
これまでの①~⑦は、⑧をやるために確度を高めるアプローチに過ぎないかもしれない。

 

損切り貧乏にはなっては、株はわからないままになる。
思考が伴わないナンピンをしても、株はわからない、で終わる。

 

この意味は深いので、また別の機会に詳細を述べる。

 

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バイオ投資家ぷっちょ/吉日

 






 

 
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