株の二番底とは何か?
1つ目でなく2つ目を狙う意味合い。
執筆者:バイオ投資家ぷっちょ
みなさん、こんにちは。バイオ投資家ぷっちょです。
今回は、株の二番底とは。その意味と、二番底を狙うだけに注力すれば株の勝率を高められる、話。
~目次~
1. 二番底とは何か?
2. 拾う価値ある二番底のたった一つの条件
3. 恐怖心が排除されるエントリーだった
4. ただ危険なのは、AIに目を付けられた節目割れ
5. 本質はいつも同じ。買われてるものを買え
✓ 二番底とは何か? |
文字通り、二番底だが、隠れた投資家心理を読み解くと、株が面白くなる。
上の図では、1つ目より2つ目の方が、株価が高い。これはなぜか?
では、なぜ二番底の方が株価が高くなったのか?
これには色んな理由があります。その時々のケースがある。
大きく分けて2パターンある。
① 強烈な好材料がでた押し目が二番底のケース
② 足型的に、前の底を割らなかったケース
①はファンメンタルズ。②はテクニカル。
強いのは、①の好材料パターン。これにはおのずと②のテクニカル視点も加味されるので最強。
✓ 拾う価値ある二番底のたった一つの条件 |
実例をお見せした方が、話は早い。
【実例:メドレー】
コロナウイルス発生した時、遠隔医療がビックキーワード。
メドレーは2019年IPOしたばかりだが、時代の流れにうまく乗って、株価を暴騰させた。
そのチャートがこちら。
3月16日を1回目の底とすると、5月18日あたりが2回目の底。
2回目の底を拾った場合、利益28%増。
100万円が2週間くらいで28万円増える計算。
強いファンダが伴った銘柄を探さないといけない。
今回のキーワードは遠隔医療で、その最たる企業が同社だった。
しかも、ソーシャルディスタンスが叫ばれた最初の世の中を考えると、熱狂的になるファンが多いことが分かる。
なので、その時々によって、強さは異なる。
これを見分けることが必要。それには、経験が必要。
補足すると、上のチャートは2番底が沢山あった。
要は、次々と底値を切り上げ、無双状態。こんな株を見つけると楽しい。
どの底を1つ目と捉えるかによって、2つ目の底は変わってゆく。
重要なのは、強いファンダ。
それが形となって表れたのがテクニカルチャート上での2番底なだけ。
✓ 恐怖心が排除されるエントリーだった |
株で負け続けると、恐怖心さえ覚える。
朝起きるのが億劫になる。また携帯アプリを開いた瞬間に損をする、と思ってしまう。
株で勝てない時は、自分のトレード手法に自信が持てない。
これを払拭するのが二番底の役目。
根拠はある。
上で述べた①(ファンダ)と②(テクニカル)の要素をかねそなえている、ということ。
これは誰に教えてもらった訳でなく、あなた自身で見つけた2つの根拠。
人は自分で決めると、不思議とおどおどしなくなる。
他人から言われたことを鵜呑みにして、自分でもあっているのかなぁと半信半疑になった瞬間に、恐怖にかられる。
もう一つ重要な考え方が、リスクリワード。
この写真。それぞれにリスクとリワードがある。
(左上)
大航海時代のポルトガル。大航海と新大陸発見の攻防。
(左下)
スペイン闘牛。角にやられるか観客を魅了するかの瀬戸際の戦い。
(右)
南英。どちらでも道は通じる。間違えるリスクといえば少々疲れるだけ。
それぞれにリスクとリワード(ご褒美)がある。
大小の差はあれど。
株式投資において、リスクを最小限にしてリワードをたくさん得る考え方はこんな感じ。
(左上)
護衛のついた専用ジェット機で移動。そして、新大陸発見。
(左下)
鋼の鉄壁防具と機関銃をそなえ、牛をやっつける。
(右)
ドローンで先に偵察。
絵で描くとこんな感じ。
2つ目の底の方が、損切りライン(1つ目の底)までの距離が短い。
このやり方をしない手はない。
✓ ただ危険なのは、AIに目を付けられた節目割れ |
【ゴールドマン株式デスクに生身のトレーダー3人-昔は500人】ウォール街の多くのトレーダーが、機械が自分に取って代わる未来を恐れているが、米銀ゴールドマン・サックス・グループのある部門では、それは既に現実だ。
ゴールドマンのデービッド・ソロモン社長は、米カリフォルニア州ビバリーヒルズで4月30日に開かれたミルケン研究所のグローバルコンファレンスで、「株式トレーディングの場合、われわれは15-20年前にはマーケットメーク(値付け業務)で500人を抱えていたが、今では3人だ」と語った。
だから、2番底を狙ったAIがいる可能性だってある。
このタイミングで購入しようと指値を置いておくと、そこを感知したAIが、株価を一気に1つ目より下げさせる。
みんなかられる。
こんなイメージ。
自ずと資金管理するようになるし、lineを割っても自分で考えたファンダを信じて持ち続けられる。
(ただ、そのまま売られるなら売りで。判断は重要)
なんなら、ラインを割ることを想定して、下で待つスタンスもとれる。思考の幅が広がる。
✓ 本質はいつも同じ。買われてるものを買え |
その買い目安が二番底なだけ。
理由はファンダとテクニカルとリスクリワード。
結果、落ち着いたトレードができる、という仕組み。
バイオ投資家ぷっちょ/吉日