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最終更新日:2020年5月26日

株の二番底とは何か?

1つ目でなく2つ目を狙う意味合い。

執筆者:バイオ投資家ぷっちょ

 

 

みなさん、こんにちは。バイオ投資家ぷっちょです。
今回は、株の二番底とは。その意味と、二番底を狙うだけに注力すれば株の勝率を高められる、話。

 

 

✓ 二番底とは何か?

図示した。右側の2回目に来た底が二番底。これが全て。でも、これだけの説明では面白くない。

 

文字通り、二番底だが、隠れた投資家心理を読み解くと、株が面白くなる。

 

上の図では、1つ目より2つ目の方が、株価が高い。これはなぜか?

答えは簡単。1つ目より2つ目の方が買いたい人が多いから。

 

では、なぜ二番底の方が株価が高くなったのか?
これには色んな理由があります。その時々のケースがある。

 

大きく分けて2パターンある。
① 強烈な好材料がでた押し目が二番底のケース
② 足型的に、前の底を割らなかったケース

 

①はファンメンタルズ。②はテクニカル。
強いのは、①の好材料パターン。これにはおのずと②のテクニカル視点も加味されるので最強。

 

✓ 拾う価値ある二番底のたった一つの条件

それは、上で述べた最強のファンメンタルズが伴った、二番底(押し目)。

 

実例をお見せした方が、話は早い。

 

【実例:メドレー】
コロナウイルス発生した時、遠隔医療がビックキーワード。
メドレーは2019年IPOしたばかりだが、時代の流れにうまく乗って、株価を暴騰させた。

 

そのチャートがこちら。

3月16日を1回目の底とすると、5月18日あたりが2回目の底。

 

2回目の底を拾った場合、利益28%増。
100万円が2週間くらいで28万円増える計算。

 

単純に2番底を拾えばする利益が出るのか、答えはNO。全然NO。

強いファンダが伴った銘柄を探さないといけない。
今回のキーワードは遠隔医療で、その最たる企業が同社だった。
しかも、ソーシャルディスタンスが叫ばれた最初の世の中を考えると、熱狂的になるファンが多いことが分かる。

 

なので、その時々によって、強さは異なる。
これを見分けることが必要。それには、経験が必要。

 

補足すると、上のチャートは2番底が沢山あった。
要は、次々と底値を切り上げ、無双状態。こんな株を見つけると楽しい。

どの底を1つ目と捉えるかによって、2つ目の底は変わってゆく。

 

重要なのは、強いファンダ。
それが形となって表れたのがテクニカルチャート上での2番底なだけ。

 

✓ 恐怖心が排除されるエントリーだった

株と恐怖心とは無縁にしたいもの。特にエントリーの時。

 

株で負け続けると、恐怖心さえ覚える。
朝起きるのが億劫になる。また携帯アプリを開いた瞬間に損をする、と思ってしまう。

 

株で勝てない時は、自分のトレード手法に自信が持てない。
これを払拭するのが二番底の役目。

 

根拠はある。
上で述べた①(ファンダ)と②(テクニカル)の要素をかねそなえている、ということ。
これは誰に教えてもらった訳でなく、あなた自身で見つけた2つの根拠。

 

人は自分で決めると、不思議とおどおどしなくなる。
他人から言われたことを鵜呑みにして、自分でもあっているのかなぁと半信半疑になった瞬間に、恐怖にかられる。

この二番底という考え方にそって、自分なりに根拠を集めてみることが、株で勝つうえで大切。

 

もう一つ重要な考え方が、リスクリワード。

この写真。それぞれにリスクとリワードがある。

 

(左上)
大航海時代のポルトガル。大航海と新大陸発見の攻防。
(左下)
スペイン闘牛。角にやられるか観客を魅了するかの瀬戸際の戦い。
(右)
南英。どちらでも道は通じる。間違えるリスクといえば少々疲れるだけ。

 

それぞれにリスクとリワード(ご褒美)がある。
大小の差はあれど。

 

株式投資において、リスクを最小限にしてリワードをたくさん得る考え方はこんな感じ。
(左上)
護衛のついた専用ジェット機で移動。そして、新大陸発見。
(左下)
鋼の鉄壁防具と機関銃をそなえ、牛をやっつける。
(右)
ドローンで先に偵察。

 

得るご褒美は同じだけど、極端にリスクを嫌ったやり方、これが二番底エントリー。

絵で描くとこんな感じ。

 

2つ目の底の方が、損切りライン(1つ目の底)までの距離が短い。

要は、下がっても、損切りラインが明確なので、かつ値幅が小さいので、最小のリスクでトレードを終えることが可能。

このやり方をしない手はない。

 

✓ ただ危険なのは、AIに目を付けられた節目割れ


衝撃的な記事が、業界を驚かせた。

 

株は、ほぼIAがトレードしています。
【ゴールドマン株式デスクに生身のトレーダー3人-昔は500人】

ウォール街の多くのトレーダーが、機械が自分に取って代わる未来を恐れているが、米銀ゴールドマン・サックス・グループのある部門では、それは既に現実だ。
ゴールドマンのデービッド・ソロモン社長は、米カリフォルニア州ビバリーヒルズで4月30日に開かれたミルケン研究所のグローバルコンファレンスで、「株式トレーディングの場合、われわれは15-20年前にはマーケットメーク(値付け業務)で500人を抱えていたが、今では3人だ」と語った。

 

だから、2番底を狙ったAIがいる可能性だってある。
このタイミングで購入しようと指値を置いておくと、そこを感知したAIが、株価を一気に1つ目より下げさせる。
みんなかられる。

 

こんなイメージ。

このケースを頭に入れておくだけでok。

 

自ずと資金管理するようになるし、lineを割っても自分で考えたファンダを信じて持ち続けられる。
(ただ、そのまま売られるなら売りで。判断は重要)
なんなら、ラインを割ることを想定して、下で待つスタンスもとれる。思考の幅が広がる。

 

✓ 本質はいつも同じ。買われてるものを買え

結局これ。買われてるから、買う。これだけ。買われなくなったら売る。これだけ。

 

その買い目安が二番底なだけ。
理由はファンダとテクニカルとリスクリワード。
結果、落ち着いたトレードができる、という仕組み。

 

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バイオ投資家ぷっちょ/吉日

 






 

 
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