
FOMC会合まで日経平均・NYダウもボラティリティの激しい相場予想
【3月16日週】
執筆者:バイオ投資家ぷっちょ
youtube動画でも先に撮影していますので、お楽しみ頂ければと思います。
ポイントは、こちらの3点になります。
① 米国時間17-18日のFOMC会合
② トランプ政権の更なる経済支援策
③ 安倍首相の『緊急事態宣言』準備完了
まずは、米国のこれまでについて、順に説明したいと思います。
先週に撮影したyoutube動画まだの方は、先にこちらをご確認頂いた方がよいかもです。
✓ 米国の3月3日以降の金融政策おさらい |
まず①発目の利下げ。
一旦の反発が見られたが、現在(3月13日)に向けて、その後大きく売られた。
コロナウイルスショックが起こってからのNYダウの暴落。
2020年11月3日には、大統領選挙を控え、トランプ政権も、慎重かつ大胆な金融政策をやってのけないと、自身の首が閉まる、そんな状況の中での、ジャブを打った、という感じでした。
次は、先週3月13日金曜日の金融支援策。
ポイントはこちら。
・ トランプ大統領が日本に先駆け『国家非常事態』を宣言した
・ これによって、コロナ対策として最大500億ドルの経済支援が可能となった
・ 学生ローン支払い凍結など全部で50もの施策が思案されている
・ 市場は初め懐疑的。ただ後場は好感
・ 3月13日のNYダウは大きな大陽線を付けた
これによって、直近金曜日は大きな反発を見せて、一応の恰好はつけた形。
市場の認識・好感の様子。
✓ 今週3月16日週のFOMC会合が本当に待ち遠しい |
ですので、個人的な思考は、全く不要です。
市場の期待感は結構醸成されていると思います。
リーマンショックの時もそうでしたが、一気にほぼゼロ金利にまで戻して、、、という想定を織り込みにかかっている気がします。
これに加えて、市場は何かを求めている現状かと。
日本とは違い、米国はリーマンショック後、金利を下げる余地を残してきたので、一気に下げることも、一応できる。
今後のNYダウや日経平均は、全くと言っていいほど、上がるか下がるかは、分かりません。
これを分かる!と言っている人は、超々あやしい、、、笑。
個人的には、米国時間17日からのFOMC会合までは、一旦の反発は見せそう、とは思っていますが、全く分かりません。
全く確証はないのですが、直近のファンダメンタルズやテクニカル分析から、16日(月)は反発が起こりそうです。
ただ、17日(火)は、日本が将来直面するであろう困難から、相場はシビアに反応しそう、とも思っています。楽観視はできません。
✓ 日本安倍首相はまだ『緊急事態』を宣言しない、という布石 |
日本政府も、がけっぷちまできた感じです。
2つのがけ。
● いよいよ米国に次いで緊急事態宣言を出さざる負えない状況
● 2020年夏のオリンピックへの懸念
まだ現時点では、日本におけるパンデミックは発生していないように見えます。表面上は。
ただ、決定的に異なるのは、これまでとは違う一日当たりの検査件数。
これまではMAX3,000件/日(実態は1,000件/日)としていましたが、倍増以上の7,000件/日になります。3月末に向けて。
そうすると、例えば大都会東京でも、これまで検査を受けたくても受けられなかった人の中から陽性反応が出て、おそらく感染者数が増加するタイミングに差し掛かると思います。
そうなると、安倍さんが準備していた『緊急事態』宣言が出てくる可能性も大いにあるかと思います。
ちなみに、ウイルスは冬場に強くて、夏場に弱体化する、と言われてますが、現在31℃あるシンガポールでは、ウイルスの感染者数が増えています。
要は、いよいよ日本も各経済活動の縮小や、中長期的なリセッションを予期せざる負えない状況に追い込まれる可能性が出てきます。
最悪のシナリオ。
● コロナウイルス7000件/日検査による潜在的患者数の急増
● 日本政府が緊急事態宣言発令
● ほぼすべての経済活動をstopさせる
● オリンピックまで何とか封じ込もうとするものの、5-6月に延期・中止宣言がくだされる
● 中国を始めアジア・EU・米国を巻き込んだ世界同時リセッションが勃発
● 直近半年~1年の間、株価も実体経済を織り込みにかかる。。。
今後の動きが未知過ぎる。。
詳細はこちらのyoutube動画をお楽しみ頂ければと思います。
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◆ 根底のファンダメンタルズと大きな環境を読む など
バイオ投資家ぷっちょ/吉日